令和7年12月法話
本日で12月となり今年最後の月となります。
玉林寺においても一年間の集大成といたしまして大掃除を行い最終週には正月の飾り付けなど新年に向けての準備に追われます。
また、毎年12月31日には日付が変わる、1日0時に檀信徒の皆様方が一年健康でありますように、祈祷とご先祖様の供養を執り行っております。
1月にその様子をこの配信にてお知らせ致します。
さて、令和7年最後の法話は
「恨みを
恨みで返せば
その恨みが
恨みを呼びます」
人生の途上において、時として私たちは
思いもよらぬ残酷な仕打ちを受けることがあります。
また、他人がそんな目に遭うのに立ち会ったりします。
そんなとき、相手に対して深い恨みを抱いたり
逆に、相手から恨みを受けることがあるものです。
でも恨みを抱いても、他人の恨みを恨みで返しても
その恨みが、また新たな恨みを呼ぶことになります。
恨みというものは、どんな事情があるにせよ
中心に新たな苦悩を引き込み、当事者すべてから
<運気〉を奪っていきます。そこに例外はありません。
もつれた訴訟に関わった双方が、共に不運な成り行きに
陥るのはこのためです。恨みに対処するための
最良の方法は、渦中から素早く引きあげることです。
最後になりましたが、1年間ご清聴いただきありがとうございました。
来年もより一層精進してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
合掌
0コメント